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拓本長492mm 乾拓

ベルギー製のレール中わが国で一番ポピュラーなメーカーはプロヴィデンスではないでしょうか?国有鉄道発注のものは一般に長い標記が多いですが、今回のものは短い標記です。プロヴィデンス製レールのシンボルマーク?とも言える「三角目玉」は、レールに入っているものは三角形の中に長楕円とかなり簡略してありますが、実際には三角形の周りには「光芒」がつき、目玉には「まつ毛」もあるようです。しかし未だにこのようなものにお目に掛ったことはありませんし、存在するのかも不明です。
資料によるとプロヴィデンスには知られている限り二つの工場があり、三角目玉の前のRがレオン(Réhon)工場で、Mはマルシェンヌ・オゥ・ポン(Marchienne-Au-Pont)工場を表しています。マルシェンヌ~工場は国内のシャルルロワ(Charleroi)の西に位置しますが、レオン工場は国内にはなく、フランス領内に所在し、鉄鋼業が盛んなロンウィー(Longwy)の南東に位置します。拓本は前から工場名・三角マーク・製造月・製造年・重量・断面形状・断面形状コードナンバーの順に続いています。製造月はアラビア数字で表示されていますが、同じ9月でもローマ数字で表示しているものもあるようです。
2012.05.15 Tue l プロヴィデンス l コメント (0) トラックバック (1) l top
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拓本長434mm 乾拓

レールの刻印に装飾を入れるというのは殆ど無いようですが、その数少ない例と思われるのが今回紹介するノース・シカゴ・ローリング・ミルです。
いかにもアメリカらしく両端に星をあしらっており、中々好感?の持てる標記です。しかしながら本当のことを言うと、この星が単なる装飾なのかあるいは何か意味のあるものなのかは分からないのが実情です。何れまた紹介しますが、同社製の他の物には星の無いものもあり、即断が出来ません。1887年5月製で、断面形状は残念ながら不明です。ノース・シカゴ・ローリング・ミルは後にイリノイ製鋼の一部を形成し、同社の北工場になったようです。
2012.04.24 Tue l ノース・シカゴ・ローリング・ミル l コメント (0) トラックバック (0) l top
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拓本長573mm 乾拓

今回紹介するモス・ベイのレールには製造年が入っていません。裏面も確認しましたが、間違いなくありませんでした。古レールの調査でよくやってしまうのが、裏面の確認を忘れてしまうことです。私も時々やるので偉そうなことは言えませんが、念のため裏面も必ず確認しましょう。レールに製造年が入っていないのは、軽レールなどには例があるのですが、このように50ポンドクラスでは珍しいのでは無いかと思います。そして断面形状についてはメーカーがSec101という番号を与えています。しかし残念ながら断面が露出していなかったので、各部の寸法は分かりません。メーカーの断面帳のようなもの発見されればよいのですが・・・。
2012.04.12 Thu l モス・ベイ l コメント (0) トラックバック (0) l top
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拓本長797mm 乾拓

1920年代に国有鉄道が発注したレールは、アメリカ製ではテネシー、ヨーロッパ本土物ではドイツ・フランス・ベルギーの各メーカー製が多いように思います。今回紹介するコッケリルはそのベルギー製の一群で、比較的各地で目にすることができるものです。私も何例か確認していますが、全て1923年12月製で他の製造年月が見当たらず、国有鉄道としてはこの時一度だけしか輸入されなかったのかも知れません。もし他の製造年月を確認されている方がおられれば、ご教示頂けると幸いです。
断面は60ポンドASCEで、何の変哲もありません。そしてフランス2社同様、これも文字間をハイフンで繋いでいます。標記の字体を見てみると、6や9のアラビア数字、AやGのアルファベットに特徴があります。
2012.03.30 Fri l コッケリル l コメント (0) トラックバック (1) l top
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拓本長502mm 乾拓

ドイツ御三家のひとつ、Gutehoffnungshütte~グーテホフヌングスヒュッテは、無理やりに訳すると「希望製鉄所」と言うことにでもなるでしょうか?長いので以後はレール同様GHHと書きます。
今回紹介するレールは、1922年製の75ポンドASCE断面で、二代目九州鉄道が発注したものです。二代目九州鉄道とは現在の西鉄大牟田線に該当し、製造年から推察して、1924年に開業した福岡~久留米間に充当されたものではないかと思われますが、これと言った確証が無く今ひとつ決め手に欠けます。
このレールには標記中p.Yard~1ヤード当りの表示がありますが、私が今までに見たレール中にはこの例を含めて2例しか確認していません。そしてこのレール最大の特徴とも言える発注者二代目九州鉄道の社章が最後に入れられています。この社章は漢字の「九」をレールの断面で両側から挟んだ図案なのですが、よく見ると九が天地逆なのが分かると思います。レールの刻印ミスは意外とあるもので、GHHが刻印時に間違えたのか?それとも九州鉄道の仕様書の指示が曖昧だったのでしょうか?興味が尽きません。
2012.03.25 Sun l グーテホフヌングスヒュッテ l コメント (0) トラックバック (1) l top